
最近の新型コロナに関するニュースを見ていて思うことなんですが、医療関係者ではない一般の方にどれだけ正しく”清潔” ”不潔”の概念があるんでしょう…
看護師は新人の頃から徹底的に”清潔・不潔”を叩き込まれます!
医療現場でいう”清潔”とは「滅菌操作」かもしれませんが、手指消毒をした後で消毒されていないモノに触ればその手はもう清潔とは言わないんです。

今回は、街中で目にする「ん…その感染対策はちょっと…(;”∀”)」と思ったシーンから感染対策について考えたいと思います。
感染経路から考える
飛沫感染
飛び散った飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)の中に病気の原因となる細菌やウイルスなどの病原体が含まれていた場合、それを吸い込むと感染する可能性があります。
鼻が全開!防げてないよ…

どこでもよく見かける”鼻が完全にマスクから出ている状態”…
テレビでインタビューされている一般人や、なんならテレビの出演者や政治家だって見ていると『鼻』がマスクから出ていることがあります。
街中ではもっと高い確率で『鼻』が出た状態のマスク着用者を見かけます。
新型コロナウイルスの場合、すごく小さな飛沫さえも人に感染させるだけの威力があると言われている。小さく軽いということは、すぐには地面に落下せず、しばらくの間空気中を漂い続けるということ。つまり、鼻全開マスクでは、咳やくしゃみによる飛散防止効果はあっても自分自身を守ることはできない。
接触感染
感染者から排出された細菌やウイルスなどの病原体を含む唾液などに直接もしくは間接的に触れ、それが口や鼻(気道粘膜)、目の結膜などから体内に侵入し感染します。※触っただけで感染症をおこす皮膚病もありますが、多くの病原体は手に触れただけでは感染しません
ショッピングモールの床で…

ショッピングモールに行ったときのこと。
目の前で1~2歳のあいだぐらいの男の子が、”這い這い”し始めたんですΣ(゚Д゚;)
親御さんはどこにいるのかわかりませんでしたが、少し這い這いしたあと、男の子は独りで立ち上がり歩き始めたんです。

親御さんは知らないですよね…息子さんがショッピングモールの床に素手で触れたこと(-_-;) その手を子供が口にする恐れがあることや子供から大人へウイルスを移してしまう可能性があることを…
新型コロナなど飛沫感染するようなウイルスは最終的に”床”に落下。這い這いしているということは、そのウイルスに自ら接触しているようもの…今の時代、どこを触るかわからない小さなお子さんから目を離すのは危険。しかも、その場所が不特定多数の人が集まるような週末のショッピングモールなら尚更かと…
なんちゃって手指消毒…

近所のスーパーに行ったときのこと。
最近では手指消毒用の液やジェルがお店の入口に常設してくれています。いざ、お店に入ろうと手指消毒スプレーのところに行くと他の方が使っていました。
その使い方にびっくりΣ(゚Д゚;)
スプレーポンプをちゃんと押し切ってないんです!
言うなれば、1㎝程度ちょこんと押しただけ…

そのあとどうするのか見てると、両手の親指以外の指先を2.3回こすり合わせただけ…
消毒液は少ししか手のひらにないわけだから当然指先ぐらいしか消毒できないですよね(;”∀”)
こうやって市中感染が増えていくんだろうなぁ…と実感。だって今から、不十分な消毒の手でスーパーの商品を触ったり戻したりするんだから、ウイルスが他の人の手元に渡る恐れは十分あるわけで…
でも触れただけでは感染しないので、買い物後車内で携帯消毒スプレーで消毒し、自宅に帰宅後十分な手洗いとうがい、そして調理する前に再度十分手洗いをするといった、体内に取り込まないような対策が必要。
次ページへ続く…
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