新人看護師さん、そろそろ『夜勤デビュー』ですか?

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そろそろ新人看護師さんの『夜勤デビュー』の時期?
病院や病棟にもよりますが、ゴールデンウイーク明けから始まるところもありますし、夏頃から始まるところもありますね( `ー´)ノ☆

今回は新人看護師の『夜勤デビュー』に関するお話です☆

『夜勤』に潜むエトセトラ…

緊張して眠れない

先輩Ns.
先輩Ns.

しっかり休んで来てね!

初夜勤』って緊張しますよね…

病院の勤務体制によって夜勤パターンはいろいろ!

三交代変則二交代二交代
休み→深夜21時→翌9時16時→翌9時
半日→深夜
日勤→深夜
※今まで体験した勤務パターン

毎回そうでしたが、なかなか計画通りに眠れない寝つけない(-_-;)
やっと眠りにつくころに、携帯電話でセットした目覚ましが作動
数回、止めては鳴ってを繰り返し、重い体を起こす

寝過ごしたらいけない!』と心のどこかで思っているんでしょうね(;一_一)
何年看護師をしていても『眠れない』(´;ω;`)・・・そんなもんです

まぁ、中には強者もいますが(^▽^;)ガッツリ眠れるナースがうらやましい

だから、初めての夜勤で最初から眠れなくて当然!
眠れなくても、せめて横になって体を休めてあげて…
そして、数回ふとんの中で深呼吸をしてみて…少し、ココロが落ち着くよ

なんか先輩が不機嫌?

まぁ、よくあること?ですが、
なぜか夜勤で出勤してきた先輩が不機嫌そうなオーラ全開にしているんですよね…

それは別にあなたのことを怒っているのではなく、単純に寝起きが悪いか、夜勤業務が苦手で不機嫌なだけか、今日に限ったことではないことが多いはず(;’∀’)

きっと、その先輩も新人の時があって、その時から不機嫌な態度を出していたわけではないはずだし、そういう先輩見て嫌な気持ちになったはずなのに、年月が経つとそういう不機嫌全開オーラの先輩がいなくなり、自分がその先輩になっていることに気づけないんでしょうね…

だから、気にしないことが一番! ( `ー´)ノそういう人なんだぐらいに思っておけば…
構わないでそっとしておくのがベター(^▽^;)長い物には巻かれろ的発想

巡視って何してるの?

必ず夜勤で『巡視』の時間がやってきます

巡視で一番大切なポイントは【生存確認
入院中ということは何かしら疾患を伴っています
また、今回の入院の疾患とは別に持病をお持ちの方々も多い

暗闇の中、懐中電灯の明かりだけを頼りに患者さんの【生存確認】するって結構たいへんな業務!
しかも、寝ている患者を起こさないようにしなければなりません(;’∀’)

病院によっては意外に非常灯が明るくて、目が慣れてくると懐中電灯がなくても見えるところもありましたが、たいていライトを持って巡視します。

【生存確認】以外にも、点滴の残量や滴下状況、酸素の装着状況、危険行動の有無や安全対策状況などなど確認することはいっぱい(; ・`д・´)

なので、『見る』以外にも注意を払います

臭い

①なんか、甘い果物の香りがする
糖尿病の患者さんの家族が面会時にコッソリ置いていった果実を食べていたけど、巡視でバレないように寝たふりをしていた。ゴミ箱に捨てたらバレるのに…

②タバコの臭い?
コッソリ自室のトイレで喫煙したようだが、病衣にタバコ臭は付くのでバレバレ。でもやっぱり寝たふり。

大便の臭い
部屋の前に立っただけでしてくる大便臭。寝たきりの方はナースコールで知らせることが出来ない方も大勢。

①シューシュー音が聞こえてくる
寝返りで酸素チューブが体の下敷きになり、チューブを圧迫していることによる狭窄音がしていたり、酸素は装着しているが、そもそも酸素流量計との接続が外れて微かに音がしていたり。酸素装着患者は巡視時かならず流量計系の接続状態と患者さん側の装着状況の両方を瞬時にチェックします

②カタっと音がした
ベッド柵のタイプはいろいろ。最初からベッドに固定されていて引き上げるタイプの柵や鉄製の柵でベッドのサイドの穴に差し込むタイプなど…認知能力の低下した患者さんが自分で柵を外してしまうことも少なくないです。もちろん、コッソリ床頭台からお菓子を取り出す患者さんもいますけど(^▽^;)

皮膚の感覚

①冷っとした・モワッっとした
冷暖房の温度がとんでもないことになっている場合があります。患者さんが個室ならばまだ調整しやすいのですが、大部屋の場合、人によって感じ方はさまざまで、患者さんが勝手に上げ下げしている場合があります。あまりに極端な温度差を感じる時はそっと調整することも(;’∀’)

巡視』って、実は重要かつものすごく訓練を要する業務のひとつ
失敗を重ねて、それが経験となって、『巡視』という業務が洗練されていく…

ただ懐中電灯を手に、病室回って所在確認をするだけなら
看護師じゃなくても出来ますからね(^▽^;)

感覚をフル活用して、『見る』以外のプラスαを磨いていきましょ(^_-)-☆

新人ナースが先輩ナースに注意されやすいポイント
・寝ている患者さんの顔に直接ライトを当てる
・患者さんの生存確認のために、入眠中の患者に触れ、起こす
・患者さんは見てきたが、点滴や酸素、医療機器などは見てこなかった

『ナイト・サファリパーク』ってどういうこと?

先輩ナースA:「今日の夜勤は、ナイト・サファリ状態っだたわ~」
先輩ナースB:「お疲れ様だったね!」

何???
ナイト・サファリ」って(。´・ω・)?

患者さんのことを動物に例えるなんて、失礼極まりない!
看護倫理観的に問われる問題です!
でもこんな声が現場で聞こえてくるのも事実なんです…

何があったかというと…

昼間は静かな患者さんでも、夜になると覚醒し大声で叫んだり、点滴を自分で抜いてしまったり、急に落ち着かなくなりベッド柵を乗り越えようとしたり…しかも、それが1人2人ではなく、複数人…

1人の患者さんがそうなると、その状況に影響を受けた他の患者さんも落ち着かなくなったり、大声のせいで起こされた別の患者さんが激怒してナースステーションに怒鳴りこみに来たり、そうこうしていると静かに寝ていたはずの同室者の患者さんも「看護婦さーん、看護婦さーん」とナースコールが頻回になる(-_-;)

この状況は決して精神科病棟で起きてるわけではなく、どの科でも起きていることです。しかも、たまに起こる稀な状況ではないんです(-_-;)

高齢化社会の現在、骨折をした高齢者の認知能力が低下していてもおかしくない話です。【整形外科に入院している=理解力がある方だけが入院】しているわけではないんですよね

そんな中、夜になると不穏状態になる患者は少なくなく、深夜覚醒して騒ぎ出す状況を看護師が思わず『ナイト・サファリパークのようだった』と言ったんです

この表現が正しいだなんて思っていません。
でも、その状況が想像つく医療現場の中に居たものとして致し方なく思ってしまうのも正直な気持ちです(-_-;)

1人で過ごす休憩時間

初めての夜勤…

いままで、日勤ばかりで複数のスタッフと一緒に休憩室を使っていたので、1人で休憩室を使っているとソワソワして、なんか心が落ち着きません

本当は少し目を閉じて休みたいのですが、目を閉じても気持ちが落ち着かないのです…
しかも、休憩時間ってギリギリまでもらっていいのものなのかな(。´・ω・)?

新人Ns.
新人Ns.

休憩時間は45分って言われているけど、少し早めに戻った方がいいのかな?
それとも、きっちり45分取っていいのかな…
どうしたらいいのかな?

これっていろいろな病棟で雰囲気やお作法が違うので正直難しいですよね
本来なら、「もらって当然の権利」なんです!

『どんなに忙しくても必ず45分休憩をとる』と決まっている病棟なら気に病まないのですが、『本来は45分休憩だけど、この忙しい状況で45分づつ休憩していたら業務が回らないのがわからないの?』と暗黙の了解で短めで休憩を終えるのが正解だったなんてことはよくある話(´;ω;`)ショボーン

初めての時は素直に「何時まで休憩に入っていいのか」先輩に聞くか、規定時間きっちり休憩をいただき、その後の先輩の休憩時間の取り方を観察してみるのがいいのかな(。-`ω-)ウゥ…ン、ムズカシイ

本来であれば、先輩Ns.から時間を言ってあげた方がいいですよね♪
「〇時〇分まで、休憩入っていいよ」とか、
「ごめんね、本当は45分休憩だけど、緊急入院もあって難しそうだから30分休憩で交代して、朝方時間が出来たらもう一度少しづつの休憩を取ろっか」とか、わかりやすくハッキリと指示してくれると戸惑わないですよね!

次は「夜勤ハイ」って知ってる

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