おばちゃんナースが「娘ほどの歳の差」の新人指導者に!そこで感じたこととは⁈

現場での『新人教育』は刻一刻と変化しています。
教育そのものの変化に加え、時代と共に変わっていく病院のシステムやデジタル化…
変わりゆく時の変化の中、どう看護師の「新人教育」を考えるのか…

今回は、私が若かったとき※20+α年以上前(;´∀`)の『現場教育』足りない指導者教育についてのお話☆

「昔の現場教育」ってどうだった?

平成初頭に看護師になった私の時代の『現場教育』

今でこそ、当たり前の『プリセプター制度』

プリセプターシップとは…
新人看護師(プリセプティ)一人ひとりにそれぞれ先輩看護師(プリセプター)がついて、一定期間マンツーマンで臨床実践を指導する方法

私の時代は『プリセプター』『プリセプティ』なんて言葉を聞いたことなかったし、個人個人に教育担当の先輩がいたわけでもありませんでした(;’∀’)

まぁ、主に指導してくれるのは「主任」「副主任」でしたね…

新卒ナース:看護師1年目
卒1ナース:看護師2年目
卒2ナース:看護師3年目

それ以上は、ひっくるめて先輩ナースだったなぁ( ̄▽ ̄)

病院全体の中央教育があって、年間予定表が休憩室に貼られているので、
「卒1ナースは今日、17時から中央の勉強なので遅れないようにね!」と朝のミーティング時に主任さんが言っていたのを思い出します。

たいてい、日勤が終わったあとで勉強会があるのが当たり前だった( ̄▽ ̄;)

現場では同期の看護師同士、浅はかな知恵を出し合って乗り切ったり、歳が近い先輩ナースにこっそり教えてもらったり、あとは基本的に業務の中で先輩ナースのやり方を見て、覚えて、実践して習得するのが当たり前でした(;・∀・)

もちろん、うまくいくこともあれば、失敗することもありましたけど(;´∀`)

先輩ナースの技術をこっそり見て、「そういう方法でやるんだ!」「ああいうやり方もあるんだ」と知ったとしても、なぜ先輩ナースがそういう方法でやるかの理由までは教えてくれません( ̄▽ ̄;)

私は昔からやや理屈っぽいところがありまして(ー_ー;)
『理由・根拠』がはっきりしないと、覚えられないんですよね…

なぜ先輩ナースがしているその看護行為が大切なのか、どうしてこの観察項目が重要なのか…
つまり、『根拠(エビデンス)』については、自分なりに納得いくまで学生時代の教科書や自分で買った参考書とにらめっこの毎日。

『根拠(エビデンス)』がわかると、意味・意図がわかり、やっと習得できるんです!

それでも、本に載ってないことが多い…それが現実(-_-;)
私が働いていた病棟は幸いにも医師と仲がよかったので、日々の業務の中で重要な『根拠』をよく医師から教えていただきました( `ー´)ノ

今なら、ネットで簡単に答えを導き出せそうですが、苦労して得た根拠というのは、おばちゃんになっても意外と忘れないものですよ(*´ω`*)

体育会系⁈のような現場

昔は、今よりもっと『女社会の看護師社会』Σ(゚∀゚;ノ)ノキャー怖い

そして『体育会系』(;´∀`)

先輩ナースに逆らうなんて有り得ないし、口答えするなんて以ての外もってのほか(;゚Д゚)
だいたいいつも怒られていたから、名前呼ばれて『はい、すいません‼』と先輩ナースを見ると『まだ、何も言ってないけど!』と言われ、また『あっ、すみません‼』と謝る…

まぁ、その怖い先輩はものすごく知識や技術があったから、そういう面では尊敬してました!もちろん、[先輩ナース=怖いナース]ではないので、優しい先輩もいました

どちらにしても、先輩に対して友達口調なんてできないし、まるで体育会系の部活動みたいでした(;”∀”)

じゃぁ、サバサバしているかというと、そうでもないんですよね~
もちろん、サバサバ系の先輩もいたけど、ネチネチと人の失敗をいろんなスタッフにしゃべる人、あることないこと知りもしないくせに周囲にしゃべる噂好きな人・・・
これは、昔も今も変わらないかもしれないですね(^▽^;)

そんな中、徐々に芽生えてくるんですよね。
こういう先輩にはなりたくない!
こういう先輩になりたい!』の感情が(*´ω`*)

怖さは強さではないけど、時に看護師は優しいだけでは務まらず、強さも必要
その強さが今まで培ってきたその先輩の努力や経験ならば、私はもっとその先輩から学ばなければいけないと看護師4.5年目ぐらいに思ったことを思い出します(^。^)

40歳過ぎてなる「新人指導者」のリアルな声

こんな風に若き時代を過ごしてきた私は、今の新人教育の在り方を知らないんです

でも、歳が上だからと教育担当になってしまうと、まぁギャップが激しくてΣ(゚Д゚)
新人さんと20歳以上も離れ、下手したら親子ほどの年の差( ̄▽ ̄;)

新人さんが現場に来る前に(※新人教育も大切だけど)、その年の新人担当者を集めて研修をしていただきたい!している病院もあるとは思いますが…

「新人教育」と同じくらい「指導者研修」も重要(。-`ω-)
何ならその新人ナースの将来は指導者が握っているといっても過言ではないかも!

重要な立ち位置の「新人指導者」なのに…

新人ナースが現場に入る前に指導者研修しなくていいの?
最初だけでなく、定期的に指導者ための勉強会が必要じゃない?
その勉強会は本当に現場実践に役立つ内容?
上層部がやってるつもりになっているだけの研修になってない?

と、まぁ思いましたが、周りのスタッフに助けられなんとかその年を乗り越えたって感じでした(;´∀`)

乗り越えれた最大の要因は「その年の新人ナースが優秀だった!」
なんですけどね(´艸`*)☆

最後に…

数字, 専門職, 仕事, おかしい, 楽しい, キャリア, ジョブ

病院によって「新人指導者」の選定は違うと思いますが、新人さんと歳が近すぎても遠すぎても適任じゃないと思うんですよね…

もちろん看護師個人のキャラクターにも左右されると思いますが(;・∀・)

私の思う、自分の適役は「指導者が悩んだ時に、一緒に酒を飲みながら語らうパートナー」だったと思います(ー_ー)!!酒なしではちょっと…

今回の元先輩ナースのつぶやき・・・

私が新人看護師の時、先輩ナースに注意されて泣けてくることもありました(T_T)
そんなときは、トイレに行って声を出さずに涙をこぼし、息を整えて現場に戻ったことを思い出します

今、教育を任される先輩ナースにだってそんな時代があったはず

先輩ナースへ・・・自分が新人だったとき、先輩ナースになんて言われた時がうれしかったのか思い出して
新人ナースへ・・・先輩だって新人の時代があって、あなたが知らない辛かったこと悔しかったことを乗り越えてきたんだよぉ

ぶっちょ
ぶっちょ

昔?最近?あったコソコソ話☆
先輩Ns.:「どうして○○しなかったの?」
新人Ns.:・・・しばらくしてナースステーションで泣き始める(ノД`)シクシク
先輩Ns.:「うぅ…ん、泣いてても理由がわからないんだけど…」
新人Ns.:・・・そのまま泣き続ける(ノД`)シクシク
先輩Ns.:「じゃあ、もう帰る?」
新人Ns.:・・・うなづき、休憩室に行き荷物を持ち、そのまま退社

先輩Ns.はビックリΣ(゚Д゚) 本当に帰ってしまった新人ナース残務はすべて先輩Ns.が1人でやることに…翌日、普通に出勤し、その先輩Ns.に『昨日はすみませんでした』のひと声もなし
それって、どうなんだろう…心には思っていたけど、体裁が悪くて素直に謝れなかっただけ(。´・ω・)? ここは命に関わる仕事をしている病院…職場…新人だろうと社会人は社会人…と思うところはいっぱいですが、改めて『指導』って難しいですね(-_-;)

コメント

タイトルとURLをコピーしました